愛猫チャンイ;ちょっとお澄まし

百紫苑(hakushon)

2006年10月16日 20:44


 初代チャンイが死んだ後しばらくは、毎日餌を供えていて、二代目がそれを平らげていた。今では節目々々にしか餌を供えないが、二代目は花が気になるようで、ほぼ毎日箪笥の上に跳び上がる。それだけならいいけれど、二代目はこれまで何度か花瓶をひっくり返して床を水浸しにしているため、箪笥に跳び乗った途端、私に「コラコラコラ」と叱られる。叱られると慌てて床に飛び降りるのが常なのに、この日は箪笥の上からじっと私を見つめていた。

 「チャンイ、降りなさい」と何度か言ったが、私を見つめたまま動かない。思えば、こんなポーズの二代目を写真に収めたことはないかも知れない。鞄からデジカメを取りだし、何枚かシャッターを切ったが、やはり動かない。ふと、2匹とも元気だったらなと思ったら、胸が詰まってしまった。でも先代が元気だったら二代目には巡り会えなかったのだと思い直して、更に何枚か撮ろうとした時、妻が冷蔵庫を開けた。チャンイは箪笥から飛び降りて、一目散に冷蔵庫へと向かった。

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