鹿児島市立美術館周辺ぶらぶら(11/4)
08:45にホテルを出て、できるだけゆっくり歩いたが、09:00過ぎに鹿児島市立美術館へ着いてしまったため、時間潰しに周辺をぶらぶらした。
爽やかな香りに気づき顔を上げたら、小さな花をいっぱいつけた金木犀が目に入った。トイレの芳香剤とは違い、天然の香りは実に清々しい。鼻の穴をおっぴろげて、肺の奥深くまで息を吸い込んだ。
堀割には錦鯉が泳いでいた。鯉の餌の自動販売機はないかと辺りを見回したが、なかった。残念無念。
芙蓉の花だろうか?
堀割の流れが急な所を昇ろうとして、何度も押し戻されている錦鯉がいた。これくらいの流れをクリアできないようじゃ、到底龍にはなれないな。
開館時刻の少し前に美術館へ戻り敷地内をうろうろしていたら、視界の隅にぼんやりと白く浮かぶ女性の顔が………ひぃ〜〜〜〜っ!!朝っぱらからかよぉ〜と恐るおそる確認したら、やっぱり木立の中にいる。でも、きっと悪い奴じゃないなと思い切って振り返ると、そこにおわしますのは持明院様だった。
「器量には恵まれませんでしたが云々」の部分が英文では省略されている。何故だろう。
美術館の前庭にはヤドカリがウジャウジャいた。「この作品の意味するところはですね…」などという屁理屈がないと鑑賞できないブツを、私はアートと認めない。
この日、鹿児島市立美術館のミーグチは私だった。
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