沖縄の文化 つながれてゆくもの・わざ
沖縄県立芸術大学開学20周年記念 附属図書・芸術資料館収蔵品展「沖縄の文化 つながれていゆくもの・わざ」を観るため、沖縄県立芸術大学付属図書・芸術資料館へ行った。
展示品の中で一番圧倒されたのは「鎌倉芳太郎収集紅型資料」の「紅型型紙」だ。16点と数が多く、その内6点は型紙と並んで紅型布が展示されている。受付でもらったパンフレットには「紅型布と類似型紙」と説明されているから、展示された型紙で染められた布ではないようが、私が目ン玉を素早く動かして見比べた限りでは、並べられた型紙と紅型布は寸分違わなかった。これだけまとまった数の紅型型紙を1度に観るのは初めてだったし、何よりもその細かさに舌を巻いた。
この他、沖縄の陶芸、濱田庄司作の焼物、琉球漆器、紅型や宮古上布などの染織品、鎌倉芳太郎が撮影した写真などがある。これらの写真の中に「白釉五彩雲竜形酎家」と「白土絵付花文線彫酎家」があって、チューカーを漢字で書くと「酎家」なのだなと初めて知った。
「沖縄の文化 つながれてゆくもの・わざ」は11月12日まで、入場無料。
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