冊封使・徐葆光が見た中秋宴
先週土曜日、シュガーホールで「冊封使・徐葆光が見た中秋宴」を観た。前日に前売券を買おうと新聞に載っていた担当者に電話したら「わざわざ佐敷まで来なくてもいいですよ。受付で前売券を準備しておきますから、お金も当日払ってください」と言われ、名前と枚数を伝えていたのだが、当日、受付に行ったら私の分は準備されていなかった。受付でちょっとしたすったもんだがあって血圧も少々上がったが、何とか無事に前売料金で入ることができた。
プログラムに挨拶文を載せた方のうち3人が登壇して挨拶した。その中の1人は公演を中断しての挨拶だったが、集中力が途切れてしまうので、できればまとめて公演前にしてほしい。ま、お偉いさんの都合によるものだから仕方ないかも知れないけれど。
演目は以下の通り。
1.神歌
2.太平曲・太平歌
3.笠舞
4.花索舞
5.京太郎万歳踊
6.笠戯踊
7.しょんだう
8.スーパー獅子舞
9.籃舞
10.桿舞
11.竿舞
12.武舞
13.毬舞
14.戯楽
8のスーパー獅子舞が中秋宴と無関係なことはすぐにわかったが、明らかに他の演目とは毛色が違うとの印象を受けた5〜7も同様だった。これは帰宅してじっくりプログラムを読んで初めてわかった。爆竹や火を使う14の戯楽だけは野外ステージで演じられたが、付け足しの5〜8は中秋宴の演目がひと通り終わってから、野外へ移動する前に演じた方がよかったと思う。演目のひとつひとつは衣装も踊りも歌も演奏もよかった。それだけに全体のまとまりに欠けた、何となく胸の内がモヤモヤとする構成が残念だ。
2006年11月26日付琉球新報朝刊
2007年2月9日付琉球新報朝刊
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