愛猫チャンイ;甘やかされて1周年

百紫苑(hakushon)

2006年11月27日 20:01

 二代目チャンイがうちに来て、今日でちょうど1年経った。

 初代チャンイとは8週間しか共に暮らすことができず、しかもその内6週間余りは闘病生活だったので、二代目は普通に餌を食べ、排泄し、暴れまくっているだけで「おぉ〜、今日も元気だな〜」と誉められる。食卓や流しの上に跳び乗っても、食べ物に手を出さない限りは強制的に下ろされることがなく、普段無口な分、ちょっと鳴いただけで「どうした、どうした」とすぐに抱っこされたり撫でられたりする。

 ガチマヤーだった初代チャンイがキャットフード以外に知っているのは、パンの耳とヨーグルトの味くらいのものだ。「もう少し大きくなったら、いろいろ味見させてやるからな」と我慢させていたのに、初代チャンイは結局大きくなるどころか、ひと回り縮んだ挙句死んでしまった。二代目は先代に比べるとあまりガチマヤーではないが、それでもほしがるものは先代に味見させるつもりでほとんど全て与えている。

 二代目は去年の9月末にやんばるで心優しいMさんのご家族に拾われた。ひとりぼっちでうずくまっていたという。やんばるのどこで拾われたのか正確な場所は知らないが、Mさんからの話を聞いた限りでは、それが街中でないことはわかる。捨てられてどのくらいひとりぼっちだったのだろうか。よくぞカラスやマングースの餌食にならず、交通事故にも遭わず、幸運に巡り会えたものだと思う。二代目には常日頃「おまえを拾って2ヶ月間育てて下さったMさんのことを忘れるなよ、Mさんに感謝しろよ」と口を酸っぱくして言い含めているが、当の本人(本猫?)はわかっているのかわかっていないのか、さっぱりわからない。

 二代目と出会って1周年の記念にできるだけ可愛い写真を撮ろうとしたが、チャンイは相変わらず「おっぴろげ」や「オッサン」などのポーズしかしてくれない。寝ている時にそっと近づくと、ムクッと頭を上げたチャンイに「んだよぉ」と睨まれてしまう。それでも何とか今日の午前中にチャンイの隙をついて撮った写真がこれ(ちょっとピンぼけなのが盗撮っぽい)→

 頭頂部を椅子の背もたれにグイグイ押しつけ気持ちよさそうに眠っている。チャンイ、うちに来てくれて有難う。お姉さんの分まで、食べて、寝て、暴れるんだぞ。

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