2006年12月01日
蟻の兵隊
10:30からの上映待ち。今日は「映画の日」で、入場料が通常の半額の800円。プチラッキー!
この映画に登場する元日本兵のおじいさん達に「ゆきゆきて神軍」の奥崎謙三のような過激さはない。しかし、肝試しと称して中国人を銃剣で刺し殺した体験を淡々と語る奥村和一さんや、道案内をさせるために拉致した中国人を残忍な方法で殺したことをすっかり忘れてしまっていた奥さん想いのおじいさんの方が奥崎謙三よりも遙かに怖かった。
沖縄住民に非業の限りを尽くした元日本軍将兵も詰め寄られたら、奥さん想いのおじいさんにように「え?俺が?」と言うのだろうか。そして、何だかんだと言い訳するのだろうか。「上官の命令だったから仕方なかった」とか「毎日人を殺していたから感覚が麻痺していた」とか。自分をごまかし続けて、都合の悪いことはなかったことにしても、やられた方は子々孫々の代まで忘れはしないということを肝に銘じてほしい。
この映画に登場する元日本兵のおじいさん達に「ゆきゆきて神軍」の奥崎謙三のような過激さはない。しかし、肝試しと称して中国人を銃剣で刺し殺した体験を淡々と語る奥村和一さんや、道案内をさせるために拉致した中国人を残忍な方法で殺したことをすっかり忘れてしまっていた奥さん想いのおじいさんの方が奥崎謙三よりも遙かに怖かった。
沖縄住民に非業の限りを尽くした元日本軍将兵も詰め寄られたら、奥さん想いのおじいさんにように「え?俺が?」と言うのだろうか。そして、何だかんだと言い訳するのだろうか。「上官の命令だったから仕方なかった」とか「毎日人を殺していたから感覚が麻痺していた」とか。自分をごまかし続けて、都合の悪いことはなかったことにしても、やられた方は子々孫々の代まで忘れはしないということを肝に銘じてほしい。
Posted by 百紫苑(hakushon) at 10:07│Comments(0)
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「蟻の兵隊」【SolPoniente】at 2006年12月09日 23:05