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2006年12月10日

読谷村座喜味公民館で

読谷村座喜味公民館で
 棒術大会。

 14:35頃「収蔵品展(染織の部)」を観るために、読谷村立美術館へと続く坂を愛車で上っていたら、途中で「通行止め」と貼り紙されたハードルが道をふさいでいる。エイサースガイの中年男性が迂回路を案内するでもなく、ただその傍に立っている。車を停めた私がフロントガラス越しに両腕を交差させて「ダメ?」と合図をしても、相手は首を横に振るだけで誘導はなし。仕方ないので、近所をウロウロして美術館に抜ける小さな道を自力で探した。

 14:45〜15:20まで「収蔵品展(染織の部)」を観て、美術館を出る時に窓口で「今日は村祭りの日ですか?」と職員に尋ねたらキョトンとしている。美術館に続くメインルートが通行止めになっていることを伝えたら、職員は誰も知らなかった。焦って関係各局に確認の電話をかけるべき事態なのに「下の公民館で何かしてるんじゃないですかね」と平気な顔で言う。抜け道を探せずに、この日が最終日だった「収蔵品展(染織の部)」を観るのを諦めて帰る人がいるのではないか、という想像は働かないらしい。

 12月7日に閉鎖された楚辺通信所(通称・象の檻)を撮影してから、座喜味公民館へと続く坂道を下った。途中から太鼓や鉦の音がかすかに聞こえだし、段々と大きくなってくる。ホラ貝らしき音も聞こえる。公民館前の道には人があふれ、旗頭も見える。急に心が躍り出す。何だ、何だ?エイサーじゃないことは確かだ。15:35頃、公民館前の広場が見えて初めて棒術の大会だとわかった。

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 生で棒術を観るのは初めてだった。物凄い迫力だ。3人で演武する棒術があるとは知らなかった。なぎなたのような刃がついた棒を用いる演武もある。刃がついていない棒でも、段取りをわずかに間違っただけで、大怪我すること必至だ。15:47頃に演武は終了した。10分余りしか観ることができなかった。象の檻を撮影している場合じゃなかったな〜。いや、交通止めに遭った時点で「何かあるんですか?」と訊けばよかった!

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 演武終了後、太鼓や鉦を叩いていた小さな子供達が口々に「寒い、寒い」と言いながら母親の元に駆け寄る姿が可愛かった。

 読谷村立美術館へと戻る坂道を上りながら、近くにいたおばあさんに「あのウッチャキは読谷山花織ですか」と訊いたら「そうよぉ」と答える。続けて「絣のウッチャキもありましたけど、あれも読谷山で織っているんですか」と訊いたが、隣のおばあさんと話していて聞こえなかったようだ。話が途切れるのを待って、更に「座喜味では毎年この時期に棒術大会があるんですか」と訊いたら「こんなに大きなのは毎年しないさ。十何年振りかね。今日はビデオに撮って残すために、みんな集められたんだよ………ニィニィはわざわざこれ観るために内地から来たの」「いえ、美術館に寄ったついでに来ました(それに私はウチナーンチュです)」「あぁ、そうね。わざわざ内地から美術館に来たわけ。面白かったね」「えぇ、まぁ(私はウチナーンチュです)」。

読谷村座喜味公民館で
 いろいろ教えて下さったおばあさんにお礼を述べた後、1人でゆっくりと坂を上っていると、屋号の表札を発見!しかも、ふりがな付!!それに近寄って写真を撮っていたら、顔の左側に強い視線を感じた。その家に入ろうとしていたおばあさんが不審に満ちた強い視線を私に浴びせている。「あ、屋号の表札が珍しかったものですから」とオロオロしている私に、お孫さんらしき若い女性が「いいですよ」と声をかけて下さった。

読谷村座喜味公民館で
 読谷村立美術館の「収蔵品展(染織の部)」は、人間国宝の与那嶺貞さんや県指定無形文化財技能保持者の島袋秀さん、比嘉恵美子さん、池原ケイ子さん、比嘉マサ子さんは別格として、新垣澄子さんの作品が「渋派手」で一番好きだった。

読谷村座喜味公民館で琉球新報朝刊、2006年12月14日

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Posted by 百紫苑(hakushon) at 15:47│Comments(2)ぶらぶら
この記事へのコメント
棒術の大会があるんですね><!
驚きです^^
エイサーの衣装と似ているんですね~!!
私は和太鼓を12年くらいやっていたので、沖縄にいったとき、エイサーをはじめてみて
感動してしまいました~**
懐かしいなぁ~^^
Posted by マリ。 at 2006年12月10日 23:11
コメント有難うございます。
後ほど追記しますが、映像に記録保存するための催しだったようです。
物凄い迫力でした。
Posted by 百紫苑(hakushon) at 2006年12月11日 09:26
 
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