2007年01月10日
浦添市美術館で
正月にふさわしく、めでたい絵画や美術工芸品が陳列されていた中に、茄子の形をした銅製の鈴があった。そばにいた父がその高さ15cmほどの銅鈴を指差し「これは何に使うかわかるか」と訊くので「わかりません」と答えたら「これは昔、書斎や居間にいる男が奥さんを呼ぶために使った鈴だ」と教えてくれた。
私の4代前のおじいさんまでは、このような鈴を振って奥さんを呼び出していたそうだ。もし、わたしがこんな真似をしたら、走ってきた妻にドロップキックを喰らうことは間違いない。もっとも、2DKのアパート暮らしでは、妻がどこにいてもその居場所はすぐにわかるから、鈴を鳴らすまでもないけれど。

Posted by 百紫苑(hakushon) at 17:48│Comments(0)
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